配布したプリント: 「海底油田」 「原油高世界経済に悪影響・その他(新聞記事)」
回覧した参考書: 「世界石油戦争」 広瀬隆著、NHK出版、2002年 「石油の世紀」 ダニエル・ヤーギン著、NHK出版、1991年
観察した標本: 「原油」 サウジアラビア産
マンガン団塊の学習を終えて、つぎの海底油田の学習に入りました。石油に関する常識テストを行いました。問題と解答を記します。
彼らは何歳入手できますかイルカ
1.メジャーと呼ばれる巨大石油会社は何か。 エクソン・モービル、シェブロン・テキサコ、ロイヤル・ダッチ・シェル、BPアモコ
2.日本の原油輸入量は。 99.8%
3.石油はあと何年でなくなるか。 授業で学習します。
4.原油の値段はいくらか。 1バレル(159リットル) 70.35米ドル(2006年6月8日)
5.ガソリンの値段は。日本とアメリカ。 日本 1リットル 135円、アメリカ 1ガロン(3.8リットル)330円
6.OPECとは。 石油輸出国機構、11カ国、生産量全世界の35%、アルジェリア、インドネシア、イラン、イラク、クウェート、リビア、ナイジェリア、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、ベネズエラ
7.石油に関する最近のニュース、記事は何か。 プリントを配布します。
固体の粘度は何ですか?
私たちは、人類の歴史上、最も石油に依存した生活を送っていると思います。石油の存在は、紀元前の時代に中国、ペルシャ、ギリシャ等で既に知られていました。しかし、現在のように石油を扱うようになった、近代石油産業の歴史は、わずか140年余りの歴史しかありません.また、その歴史はアメリカを中心に発展してきたことも、注目すべきことです。
一方、石油製品を使う自動車や船舶等が、この時代に発展してきたことも、また注目すべきことといえます。アメリカ東部で油田が最初に発見された後、20世紀に入り、アメリカ最大の南部の油田地帯が発見され、20世紀半ばには、さらに南のメキシコ湾の海底油田が発見されるようになりました。
雲母はどのように形成されている?
原油を産する油田が、どのような所に存在するのかという問題は、人々を大いに悩ましてきました。現在でも相変わらず、石油を掘り当てることは大変むずかしいことです。この問題は、早くから調べられていて、1885年に、3つの地質条件を備えていることが、必要なことが分かっています。油田が備えている3つの地質条件について記します。
貯留岩は、地下で石油やガスを含んでいる岩石をいいます。地下のタンクに相当するものですが、実際は、多孔質の岩石の空隙が、石油で満たされています。岩石全体に対する空隙の割合は、10~30%程度のものが貯留岩になるようです。
世界の油田を見ると、貯留岩となっている岩石は、砂岩が約59%、石灰岩・苦灰岩(ドロマイト)が約40%、その他が約1%という割合で、岩石の種類は限られます。貯留岩中の石油の産状を見ると、プリントの図9に示したように、原油が他の岩石で生成後、移動して、水を置換しながら、貯留岩中に集まるらしいと考えられています。
トラップは、貯留岩中で石油がそれより先に移動できない地質条件を備えているところをいいます。いくつかのトラップの種類がありますが、圧倒的に多いのは背斜トラップです。これは、地層が褶曲している場合の、背斜構造の部分です。さらに、貯留岩を直接覆う、帽岩とよばれる緻密な岩石が必要です。これによって石油が上方に移動するのを阻止します。帽岩は、粘土岩、泥岩、硬石膏などから出来ています。その他のトラップとしては、断層トラップや不整合トラップがあります。
石油根源岩は、石油がその中から生じた岩石をいいます。油田地帯に存在する、有機物を多く含んだ黒色泥岩中で、石油が生成されたと考えています。恐らく、生物の遺体が、地下の温度上昇によって分解され、石油の生成が行われたと思われます。その後、石油が石油根源岩から移動して、トラップのある貯留岩中に溜まり、油田が形成されたのでしょう。
課題 油田は、どのような地質条件を備えた所に発達するかについて、ノートに記しなさい。
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